日本語にはあって英語にはない言葉って結構あるんですよ

 

大館で英語を習うなら英会話教室ハロー・ワールド公式ブログ

 こんにちは、英会話教室ハロー・ワールドの代表、小畑(夫)です。
 夜が来るのが早くなったなー、と実感する日が続いていますが、いかがおすごしでしょうか。

 本日は、英語と日本語は完璧な翻訳なんてできないよー、というお話。

 きっかけは先日、夫婦で録り溜めてしていたCOOL JAPAN※を視ていたところ、
 エマ先生がひと言、
 ”Why Japan has so many strange license?”
 (何で日本って変な資格がたくさんあるの?)
 と聞いて来たことでした。

 確かによく考えてみれば、趣味の資格という、
 勉強なのか遊びなのかよくわからない、

 そんな資格が日本にはたくさんあります。
 秋田県でもなまはげ検定とかありますしね。

 でもどうやらこれらは日本独特の趣味らしく、
 エマ先生も出演している外国人も理解できないという表情だったのです。
 そこで私は、”Do you know shugyo?”
 (修行、って知ってる?)
 と聞いてみました。思った通り、”No”と返ってきましたが。

 修行の訳語を辞書で引くと、”practice(練習)”や”training(トレーニング)”
 と言った訳語が出て来ますが、修行のニュアンスとはちょっと違う気がします。
 練習そのものに価値があるというか、
 がんばることそのものに価値を見いだしてしまうことが多い日本人の考えって、
 修行という言葉に収斂されているような気がしたのですね。

 ちなみに広辞苑で修行を引くと、「悟りを求めて仏の教えを実践すること」とあります。
 なるほど、確かにドラゴンボールにおける修行って、
 強敵を倒すためのトレーニングという以上に己を高みに持って行く、
 というような雰囲気ですもんね。

 ですが、日本語で趣味を極めるために修行が必要であり、その進捗の目安として資格が存在する、
 と説明したところで外国人はわかってはくれません。
 英語圏の人間にとって”practice”も”training”も目的を達成するための手段であり、
 そこに意味や価値を見出すということがないからです。

 このように異なる言葉を母語として使う人同士の会話には、

 相手の国には概念が存在しない言葉が結構な頻度で転がっており、
 ギャップを埋めるために説明をしなきゃいけなかったりします。
 その感覚の違いが楽しかったりするのですけどね。

 こういう外国人と日本人の文化の違いによるギャップに慣れるには、
 実際に話してみるしかありません。
 ですので私たちの英会話教室ハロー・ワールドに遊びに来たときには、
 たくさんお話しして帰ってくださいね。

 ※COOL JAPAN:NHKBSでやっている長寿番組。外国人に日本を論評してもらうというスタイルの番組としては最古参のひとつ。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です